コラム
「胃腸炎」について
寒暖の差が激しい秋にワンちゃんがかかりやすい病気の一つに「胃腸炎」があります。
普段であれば食べ物を吐いたり、下痢をしたりすることはないという子が胃腸炎になることで食べ物を吐いたり、下痢が何日もつづいてしまうことがあります。
食欲の秋。秋は涼しく元気いっぱいで食欲旺盛になりがちです。欲しがるままに与えるのは禁物です。
胃腸に負担をかけるほか、肥満の原因にもなるので注意が必要です!
胃腸炎は一般的に症状が一週間以内で治まる「急性胃腸炎」と一週間以上続く「慢性胃腸炎」の2種類に分けられます。
なぜ胃腸炎になるのか・・・その原因はさまざまです。
・誤飲誤食
急性胃腸炎の原因として最も多いのが「誤飲誤食」です。
中毒を引き起こす植物、化学薬品などの取り扱いに注意することが大切です。
・感染症
細菌、寄生虫、ウイルスなどの感染症により引き起こすこともあります。
その他、食べ過ぎ、食物アレルギー、ストレス等原因はさまざまです。
また、急性胃腸炎を治療せずに放置してしまった為に慢性化してしまったり、胃潰瘍、胃の腫瘍が悪化して慢性胃腸炎を引き起こすこともあります。
<症状>
代表的な症状は嘔吐と下痢です。
吐くものがなくても胃液や粘液を嘔吐するほどの激しい吐き気を伴うこともあり、脱水症状になってしまうこともあります。
食欲不振や元気消失、腹痛などがみられることもあります。
症状が出る前に少し元気がなかったりすることがあるのでそのサインに早く気付くことが大切です。
<予防>
・消化に良いものを与える
・ストレスを緩和させる
・誤飲誤食をさせないように気を付ける
他にも食事の変更をする際には徐々に行い、変更後には便の状態やワンちゃんの様子を見てあげましょう。また、子犬のわんちゃんが胃腸炎になることで低血糖、脱水を引き起こし危険な状態になることもあるので注意が必要です!
これからワンちゃんやネコちゃんと紅葉を見にお出かけする方も多くいらっしゃると思います。お散歩中の拾い食いにも気を付けて楽しい秋を満喫しましょう♪