コラム
愛犬との旅を楽しむための知識、必需品
<愛犬との旅の効果>
犬を飼っているから旅行に行けないと思っている飼い主様も多いのではないでしょうか?
実は一緒に旅をすることで愛犬との絆を深め、社会性を高めると言われています。
しかし、犬と旅を楽しむためにはまず、「慣れ」が必要です。突然旅に連れって行っても犬にとってストレスを感じ逆効果になってしまいます。
普段の生活でも人ごみや、車の中どんなところにいても興奮しないように訓練することが大切です!
初めての経験ばっかりという状況は、犬も緊張や不安を感じるかもしれません。
飼い主と一緒にいれば安心だと信頼していれば、そうストレスになりません。
またこうした初めての場面に対面することで犬もどう対処したらいいのか学習します。
それを積むことで社会化が高まり、自信がついて精神的にも成長し、こういった体験は災害に遭ったときなども、犬がいつもと違う環境でもリラックスしてくれ、飼い主様が感じるストレスもずいぶん違ってくるのではないでしょうか。
病院だけ車で連れていってしまうと車イコール病院となってしまいます車に乗るのを嫌がってはいませんか?
まず車になれさせるには、車で公園に行ってみたり楽しい体験もさせておくと車も嫌がらなくなります。
「旅を楽しめる犬に育てること」を一つの目標にして少しずつステップアップしていきましょう♪
■基本の4つの指示と排泄の指示■
犬を育てる時に重要なのが「オスワリ」「フセ」「マテ」「コイ」の4つを覚えておくこと。
「今ここで排泄をさせておきたい」というときに排泄の指示ができているととても便利です。
排泄をしそうなときに「ワンツー、ワンツー」や「オシッコ」、「ウンチ」などの言葉を使い、うまくできたらほめるといったトレーニングを繰り返せば、間もなく覚えてくれます。
■クレートが好きな犬にしよう■
旅行時はクレートが大活躍します。電車にのるときや車の中でもクレートが必要となり、宿でも犬はクレートやハウスに入れることが多いと思います。
クレート内で留守番ができるようになれば、飼い主様も安心してお風呂などに行くことができるようになります。
普段からクレートを使っていれば大丈夫ですが、罰として閉じ込めたり、病院に行く時だけなどに使ってしまうとクレート嫌いになってしまいます。
クレート内にオヤツやおもちゃを入れ、自分からクレートに入ってくれ、安心して休めるようにしましょう!
■子犬や高齢犬の旅行は慎重に■
生後1年未満の子犬は泊りがけの旅行には連れていかない方がいいでしょう。体調を崩しやすく、場合によっては体調の崩れが最悪の状態を招いてしまうことがあります。子犬の場合は実家、近所の知り合いの家に連れていくくらいがお勧めです。
8歳以上の高齢犬の旅行もあまりおすすめはしません。とくに白内障や耳が遠くなっているような場合は目、耳から入る情報が少なく不安を感じやすくなります。以前からよく行った場所などはよいでしょうが、行き慣れない場所は避けてあげた方がいいでしょう。
◇公共の場所でのマナーの基本◇
1.予防接種を必ずしておくこと
2.トイレマナーの徹底
3.リードは外さない
4.無駄吠えをさせない
5.咬み癖をなおす
6.その場所のルールを守る
◇旅の必需品・便利グッズ◇
食器:ステンレス製の食器はお手入れがしやすく丈夫です。また持ち運びに便利な飲み水用のお皿がついた水筒や折り畳める食器。
食事:決まった食事しか与えていない場合は毎回の食事を用意しておく必要があります。
水、オヤツもあるといいでしょう。
トイレグッズ:ペットシーツ、ウンチ袋、防水シート、マナーベルト。
いろんな用途に使えて便利なもの:バスタオル、タオル、トイレットペーパー、新聞紙、キッチンペーパー、ビニール袋、ウェットティッシュ。
ケアグッズ:洋服、消臭スプレー、粘着テープ、ブラシ。
安全に楽しく遊ぶためには首輪、ハーネス、リードは必需品です。
お部屋の中であるといいもの:マット、折り畳み用ケージ、サークル。
いざというときに備えておきたいもの:酔い止め、常備薬、動物病院リスト、ワクチンの証明書など。
こちらは参考程度です。飼い主さまが必要と思われるものをご用意してください
これからなにかと出かける機会も、多くなってくると思います。旅先でのマナーを守り、愛犬との素敵な思い出づくりをしてみてはいかがでしょうか?