コラム
犬・猫の肥満について
肥満とは体内の脂肪組織が基準値以上に増加している状態をいいます。
肥満症とは肥満に起因する健康障害を合併するか、合併することが予測される場合をいいます。
肥満はペットの健康上に起こっている大きな問題の一つで、人間と同様、肥満は様々な病気を引き起こす原因となっています!肥満をしていることは、健康上あまりよくないだろういうことは容易に想像がつきますが、具体的にどのように「よくない」のでしょうか?
肥満の子は適正体重の子に比べて以下の病気にかかりやすくなる可能性があります。
<犬の場合>
・呼吸困難
・疲れやすくなる
・心臓、肝臓などの機能低下
・皮膚疾患
・糖尿病
・椎間板ヘルニア、骨関節炎など
<猫の場合>
・糖尿病
・肝疾患
・尿路疾患(結石など)
・皮膚疾患
体重が増える事によってなぜこのような病気を引き起こすのか??
簡単にご説明していきます!
☆心疾患
肥満をすることによって、心臓の働きは今まで以上に活発にならなければなりません。
肥満している体全体に血液を送ろうとするため、痩せている時よりも心臓に負担がかかり、呼吸が苦しくなったりします。
☆関節・骨疾患
体重が増えることによって、その体を支えている「関節」にも負担がかかることになります。椎間板ヘルニアも同じような理由が原因でなります。
☆皮膚疾患
肥満をすることで皮膚の免疫力を低下させ、今まで以上に皮膚疾患にかかりやすくなります。
また、肥満になることで麻酔時の危険性がとても大きくなります!
肥満で蓄えられた脂肪組織に麻酔薬が吸収されてしまうため、麻酔の効果が通常に比べ悪くなり、麻酔を多量に投与しなければならなくなる可能生があります。術後も、麻酔からさめにくくなり、体に負担をかけてしまいます。
このように肥満は様々な病気を引き起こすだけでなく、その病気を治す為に行う手術の麻酔にまでも影響してしまうのです。
もしもの状態を避ける為にも、体重や、体のお肉が気になってきた、という方は少しずつでもよいのでダイエットを始められてみませんか?当院にもダイエット用のお食事などをご用意しております!サンプルなどをお渡しさせていただきますのでお気軽にお声かけください。
では・・気になるダイエットについては次回のメールマガジンにて、ご紹介させていただきたいと思います!!