コラム
犬・猫の「逆くしゃみ」について
今回は「逆くしゃみ」についてお話します。
お家の犬や猫が突然鼻をブーブーと鳴らし、息を連続的に吸い込むような様子に遭遇した事はないでしょうか?
ほとんどの飼い主さんがその様子を初めて見た際、
「何か病気になってしまったのかな、呼吸苦しそうだな」
と驚きますが実はそれ”逆くしゃみ”という症状なんです!
逆くしゃみというのは発作性呼吸とも言われています。
通常のくしゃみは空気を思いきりき吐き出す現象になりますが、逆くしゃみになると鼻から急激に息を吸い込んで起こる症状になります。
昼寝の時や食事、遊びの後など突然現れ、通常は大体一分程度と短時間で止まる現象です。
一見、激しい症状の様に見えますが、本人達としては特に苦しい訳ではなく、何事もなかったかのようにケロッとしている事がほとんどです。
特にチワワやプードルなどの小型犬、シーズーやパグなどの短頭種に多いのですが様々な犬猫種で見られます。
何かの刺激に対して過敏に反応しているのではないかと考えられていますが、ハッキリとした原因が特定されていません。
その為、明確な対策法もありませんが、リラックス出来る様に胸をさすってあげたり、鼻先に息を吹きかけてあげると落ち着いてくると言われています。
逆くしゃみかと思っていたら違う病気の症状だったという事もあります。
どちらか分からず不安に思った際はお気軽に当院の診察を受けられてみて下さい。
また動画を撮影しておくと説明が簡単に行えますのでお勧めします。