コラムTanuma Animal Hospital

コラム

フードの保存方法と選び方について

今回は湿気が多いこの時期に注意して頂きたいフードの保存方法と選び方についてお話いたします。

 

<フードの保存方法>
みなさん、フードの保存方法はどのようにされていますか?
ペットフードの保管状況が悪いとカビや細菌が繁殖するなどして、ペットの体調不良に繋がることがあります。特に湿気が多い梅雨の時期には注意が必要です!

 

<ドライフードの保存>
未開封の場合は直射日光が当たらない、温度変化の少ない場所で保存し、賞味期限内に使い切りましょう。開封後も、袋の封をしっかりし、直射日光が当たらず、温度や湿度が低い場所で保存しましょう。

ドライフードを冷蔵庫で保存していませんか!?

冷蔵庫での保存は出し入れの際に、フードの表面に結露が生じ、カビ等の原因になる事があるので常温で保存しましょう。ドライフードは比較的長期間保存できるという利点がありますが、時間とともに香りや食感が失われます。大切なのはペットの大きさに合ったフードのサイズを選ぶことです。

 

<缶詰・レトルトの保存>
ドライフードと同様、未開封の場合直射日光が当たらない温度変化の少ない場所で保存し、賞味期限内に使い切りましょう。開封後余ってしまった場合は、フタをするか別の容器に移し替え冷蔵庫で保管し、できるだけ早めに使い切ることを心掛けて下さい。

 

もし1日以上保管しなければならない場合は、冷凍保存し、その都度解凍して与える方法をお勧めします。缶詰・レトルトはドライフードと比べて品質の変化が早いため、出しっぱなしは避けてください。

 

※フードを与える時に使用する食器や器具類の衛生面にも注意が必要です。フードの残りカスや水分は、微生物の格好の繁殖場所となります。
使用済みの食器や器具類は綺麗に洗い、乾燥させ清潔な場所に保管しましょう。

 

<フードの選び方>
フードを選ぶとき最も気をつけなければいけないことは、ペットの年齢や健康状態です。
①成長期/高齢期のどのようなステージにいるのか?
②痩せたり、太ったりしてないか?
③1日の運動量はどのぐらいか?
④食物アレルギーや疾患はないか?

 

パッケージの素材をチェックしていますか???
ペットフードには「総合栄養食」と「一般食(副食)」があります
「総合栄養食」とは、そのフードと水だけで、ペットに必要な栄養素を確保できる主食です。対して、「一般食」はおかずにあたります。
嗜好性が高いのでペットは喜んで食べますが、あくまで補助食ですので、必ず総合栄養食を一緒に与えましょう!
ペットフードを選ぶときにはこれらの項目を考える必要があります。当院では成長段階・体形・疾患に合わせた食事を各種取り揃えておりますので、お気軽にご相談下さい♪

今までのフードの保管状況、選び方はいかかでしたか?
食事はペットの健康管理をしていく上で重要な役割を担っています。
ぜひ今後の参考にして頂ければと思います。

 

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