コラム
犬の行動の一つ「震え」について
わんちゃんが震える理由は様々です。
ストレスが原因の場合もありますし、代謝性疾患、神経系の病気、出血、痛みなど…
わんちゃんが震える原因をいくつかご紹介いたします。
■寒いから
寒いと感じると体温を保とうと震えます。寒さで震えている場合は十分に温めてあげてください。
また、正常よりも体温が低くなってしまう低体温症は体温調節が上手く出来ない子犬や老犬に起こりやすいので注意してあげましょう。
■高熱がある
何かの病気で熱が高くなると震えを伴うことがあります。
夏場に多い熱中症や、感染症が原因の場合もあります。
■ストレスや恐怖
雷や掃除機などの大きな音や動物など何かに怯えている場合や、怖い思いをしたなどの恐怖体験が原因で震えることがあります。また知らない場所、人に会ったなどの緊張(ストレス)から震えることもあります。
■興奮
大好きな人が帰宅したということも、犬にとってはとっても嬉しい出来事です!
その他にも嬉しくて震えたり、吠えたりと興奮してしまうことがあります。
■怪我や痛み
怪我をしている場合や何かの病気で痛みを感じている場合に震える場合があります。
また交通事故など大怪我をしてショック状態になると震えを伴います。
■気持ちが悪い
吐き気がする場合に震えを伴うことがあります。原因は乗り物酔い、薬の副作用、食べ過ぎ、中毒症状など、様々なことが考えれらるため、他に見られる症状がないか注意してみましょう。
■低血糖
血糖値が何らかの理由で下がった場合に震えることがあります。
長時間食事をしていないなどの理由のほかに別の病気が原因の場合もあり得ます。
■中毒症状
害虫、害獣駆除の罠や薬品、また私たちにが食べても安全な食べ物でも犬が食べると中毒症状を起こすものがあります。中毒症状には震えの他に衰弱、ヨダレ、嘔吐、下痢、痙攣など症状は様々です。
このように、「震え」の原因は様々ですのでどれが原因か瞬時に見分けるのはなかなか難しい事だと思います。
いつも通りに過ごしてるにも関わらず、ふとした時に震え出したら注意して様子を見てあげてください。
もし、しばらく経っても震えが止まらなかったり、様子がおかしいと思ったらすぐに病院へ相談、診察をお勧めします。高齢のわんちゃんは特に注意して日頃からしっかり様子を見てあげましょう!