コラムTanuma Animal Hospital

コラム

おやつの正しい与え方について

今回は「おやつの正しい与え方」についてお話します。

 

飼い主さんと愛犬・愛猫の楽しみの幅を広げてくれる『おやつ』。

しかしおやつの与え方を間違えると、肥満や病気の原因になり、苦しめてしまう危険性があります。

 

本来動物達はしっかり食事が摂れていればおやつは不要と言われています。

おやつは余分なカロリーになりやすく、肥満の原因です。肥満は足腰・関節に大きく負担をかけてしまい、腎臓病や糖尿病のリスクも高めてしまうとされています。

さらにおやつばかりを与えていると総合栄養食であるペットフードを食べてくれなくなる子もいます。

栄養が偏ってしまうと病気の原因にもなる為注意が必要です。

 

ではおやつは不要!と思われたかもしれませんが、無意味なものではありません。

動物達にとっては非常に大きな楽しみであり、喜びです。
その為「しつけ」・「トレーニング」に活用していくと信頼関係などにも繋がっていきます。

おやつの適切な量としては、1日に必要なカロリーの約10%程度におさめておくのが良いとされています。

例えば1日の摂取カロリーが500カロリーであれば50カロリー程度です。
おやつのパッケージに必ずカロリー記載があるのでそれを参考にしてみて下さい。

またその他の工夫としてクッキーを1枚与える場合、1回で1枚を与えるのではなく、半分や4分の1程度に割って、数回に分けて与えるとその回数分だけ喜びを感じてくれます。

 

おやつの選び方は基本的に固すぎるものは控えましょう。
わんちゃんは固い物をかじるイメージがあるので、歯が強いと思っている飼い主さんも多くいますが、それは誤りです。

人間がかじっても問題ない固さかどうか考えてから与えて下さい。
歯が折れたり、欠けたりする原因にもなり、全身麻酔下で抜歯をしなければいけなくなる場合もある為、控えましょう。

 

またその子の体格に合った大きさのおやつを与える事も大切です。
大きめの物を与えてしまうと喉に詰まってしまいます。
丸呑みをしてしまわないようにしっかり噛んで食べているか、詰まっていないかを見守ってあげましょう。

 

その他、普段から人の食べ物を与えているとペットフードを食べなくなったり、栄養が偏ってしまったり、与えたものによっては中毒を引き起こす事もあります。人の食べ物は与えないようにしましょう。

 

療法食を食べている子の場合、おやつを与えてしまうと療法食を食べている意味がなくなってしまう事があります。現在では各療法食を食べている子用のおやつも販売されています。
気になる方はスタッフにお声掛け下さい!

 

正しいおやつの与え方を知って愛犬・愛猫ちゃん達と素敵な時間・信頼関係を築いて下さい☆

 

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