コラム
冬の季節に気を付けていただきたい事について
「犬は寒さに強い」と言われていますが、油断は禁物です。
特に高齢犬にとって冬は命に関わる要注意シーズンです!
季節の変わり目は、人と同様に犬も急激な気温変化に体が対応できず、体調を崩しやすくなります。また、加齢により寒さに対する抵抗力が低下するため、高齢犬は特に病気を発症しやすくなります。心臓に持病がある場合、季節の変わり目には血圧調整能力が低下し、肝臓や腎臓に負担がかかってしまいます。
冬は命に関わる病気や発作が生じやすい季節であることを覚えておいてください★
(一般的に高齢犬とは7歳以上のワンちゃん達のことを示します。)
<予防の一歩は寒さ対策>
●屋外犬の寒さ対策
まず、環境を整えてあげること。
保温性のある敷物を敷いたり、寒風の吹き込みを妨げたり、寒さ対策は早めにしてあげましょう!
また、人同様お腹周りの冷えにも要注意です。洋服や腹巻きで温めてあげるという方法などもあります。体が冷えないよう十分に注意してあげましょう☆
●室内犬の寒さ対策
室内犬は人と同じ環境で暮らしているため季節感がなくなり、冬毛に生え変わらない子も増えています。快適な環境に慣れて寒さに弱くなっているので、屋外での散歩や暖房を切った深夜、留守番時などにはきちんと寒さ対策をしてあげましょう。
<ワンちゃんの変化に注意>
様子がおかしいと思ったら、すぐに病院にご連絡ください。
それと同時に、しっかり保温してあげることが大切です。発熱している時でも、寒い場所にいると体温が下がり、低体温という危険な状態に陥ります。暖房器具などを使って体全体を温めてあげましょう。
最近では地震の影響で節電をしているご家庭が多く、冬の寒さ対策として電気を使うエアコンよりも、灯油を用いる暖房器具の利用が主流となるようです。それに伴い、わんちゃんネコちゃんの火傷の事故なども増えてきます。使用する際は、ペットから目を離さず注意して見てあげて下さい。
寒さに十分気をつけてあげながら、この冬も元気に乗り切りましょう!